今回は、このユーグレナ社の知財戦略を知財戦略カスケードダウンに当てはめてみます。
この当てはめは、AIであるCopilotに考えさせたものを修正したものです。
今回は、ユーグレナを食品としたヘルスケア領域に対する事業目的→事業戦略→事業戦術→知財目的→知財戦略→知財戦術を考えました。
★事業★
<1.事業目的(ヘルスケア領域)>
ユーグレナ由来成分を活用した高付加価値食品市場の拡大
<2.事業戦略(目的を達成するための大まかな方策)>
ユーグレナ成分の独自性を活かした差別化
・他社が模倣できない独自成分・独自加工技術を確立する
・科学的エビデンスを強化し、機能性食品としての信頼性を高める
<3.事業戦術(戦略を実行する具体的施策)>
・戦術A-1:新規ユーグレナ成分の探索・分析
・戦術A-2:粉末化・加工技術の改良
・戦術A-3:機能性表示食品の届出・エビデンス取得
事業戦術としては、上記のようにA-1~A-2の3つが出てきました。
そこで、それぞれの事業戦術ごとに知財目的→知財戦略→知財戦術を下記に記します。
★知財(事業戦術A-1:新規ユーグレナ成分の探索・分析)★
<1.知財目的>
新規成分の独自性を保護し、競合による模倣・追随を防止する。
(理由)
新規成分はヘルスケア事業の差別化源泉であり、成分そのものの独占が市場優位性を決定するため。
<2.知財戦略>
成分・組成・機能に関する特許を積極的に取得し、広いクレームで独占領域を確保する。
(戦略の方向性)
成分そのもの(物質特許)、成分の組成・含有量、成分の機能・用途を広く権利化する。
<3.知財戦術>
・成分特許のクレーム最適化
新規成分の化学構造・組成・特徴を広くクレーム化
競合が回避しにくいパラメータ範囲を設定
実施例を複数用意し、特許の強度を高める
・分析データの体系化
成分分析データ(HPLC、MS、NMRなど)を特許明細書に反映
機能性データ(抗酸化、免疫、代謝など)を用途クレームに活用
科学論文より先に特許出願するフローを構築
★知財(事業戦術A-2:粉末化・加工技術の改良)★
<1. 知財目的>
加工プロセスの独自性を保護し、製品品質の差別化を維持する。
(理由)
粉末化・加工技術は製品の安定性・味・溶解性などに直結し、食品としての競争力を左右するため。
<2.知財戦略>
加工プロセスは特許化を基本としつつ、秘匿化すべき工程はノウハウとして管理するハイブリッド戦略を採用する。
(戦略の方向性)
市販品から逆解析できる部分 → 特許化
工場内でしか分からない工程 → 秘匿化
<3. 知財戦術>
・プロセス特許の取得
粉末化条件(温度、圧力、乾燥条件など)をクレーム化
粉末の粒度・含水率・安定性など製品特性を特定したクレームを設計
市販品から侵害調査が可能な「製品クレーム」を優先
・秘匿化すべき工程の選別
工場内でしか分からない工程(撹拌条件、投入順序など)は秘匿化
特許出願前に秘匿技術との境界を明確化
★知財(事業戦術A-3:機能性表示食品の届出・エビデンス取得)★
<1. 知財目的>
消費者庁に届け出る機能性エビデンスを特許に反映し、機能性表示食品の独占領域を確保する。
(理由)
機能性表示食品の届出データは、用途特許の強力な裏付けとなり、競合の参入障壁を高めるため。
<2.知財戦略>
機能性データを用途特許に組み込み、食品カテゴリーごとに用途特許網を構築する。
(戦略の方向性)
「機能 × 食品形態」の組み合わせで特許網を形成
科学的エビデンスを特許に反映し、強い用途特許を取得
<3.知財戦術>
・用途特許の網羅化
免疫、疲労、腸活、代謝など機能性ごとに用途特許を出願
飲料、サプリ、菓子、プロテインなど食品形態ごとにクレームを設計
競合が回避しにくい用途クレームを設定
・機能性データの特許活用
届出データに使用したヒト試験データを特許明細書に反映
エビデンスを複数の用途クレームに展開
科学論文より先に特許出願するフローを整備
弁理士による営業秘密関連情報の発信


